2019.2.7
「このキャラクターにこの声は合ってなくない?」

とうも、まつをです。

動画配信において、同じカテゴリーの作品でも、
大きな違いがあるということをご存知ですか?

この仕事に携わっていると、作品を区別するためのカテゴリーや、ジャンルとは違う、
別軸でのカテゴリーやジャンルも知ることになります。

それは、

製作側のビジネスモデルの違いで、同じカテゴリーの作品でも、
作られた意図が全く違うということです。

アニメ作品で説明すると、

※⇓例えです。参考程度にどうぞ。

①スポンサー企業が出資して製作されたゴールデンタイムや、
子供が見る時間に放送されているテレビ局由来の作品。

→広告収益をメインとするテレビ局が視聴率を取るために選定された人気漫画の
アニメ化作品が放送されることが多いです。

②物理ディスクの販売を行う企業が、アニメ製作会社と契約し、
制作され、プロモーションのためにテレビの深夜枠を買って放送している作品。

→物理ディスクやグッズ販売をメインとし、作品を知ってもらうためにテレビの
放送枠を買って放送しており、マニアックな作品や大人向けの作品が多いです。

③なにがなんでも映画館にお客さんを動員したい!!という目的が強めの作品。

→映画会社が映画館にたくさんお客さんを動員したいという意図のもと、
テレビやマンガで人気の作品を映画化し、人気芸能人を声優に起用することで、
作品力+タレントの人気=圧倒的プロモーションな、いわゆるメジャー作品が多いです。

①も②も③も、とても楽しめる作品が多いですが
この違いを理解していないと、以下のような疑問を持つ人も多いようです。

①このアニメいつまでつづくんだろ?長すぎないか?
②このアニメ、めちゃめちゃおもしろいのに何でゴールデンタイムにやらないんだ?
③このキャラクターにこの声は合ってなくない?

私含め、恐らく皆さんも感じたことのある、
これらの疑問は、それぞれの作品のビジネスモデルの違いを理解することで、
解決できます。

配信サービスの同じカテゴリー上に並ぶ作品でも、こんなに違うんですね。
私も入社して、この違いを知ることで、より作品にフラットに向き合えるようになりました。
そして、とにかく純粋に楽しめるようになりました。

皆さんも、その作品のもう一つのカテゴリーを少し意識して、
視聴してみてはいかがでしょうか?

きっと、おもしろい発見がありますよ♪

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記事担当者